パソコンの普及による長時間の仕事は骨盤に絶え間なくストレスがかかるため、日常的に運動やストレッチが不可欠になります。
忙しいビジネスマンのために、オフィスでも椅子等を使って手軽に実行しやすいストレッチを8種類ご紹介させて頂きます。
毎日1〜2時間ごとにストレッチすることでリラックス効果もあり仕事がはかどるようになります。
座りっぱなしの仕事で夕方になると腰がダルくて仕事に集中できなかったり、朝起きた時に腰が痛くて動きにくくなったりしていませんか?
人間の体は2本足で立っていますが、2本だと不安定な状態です。
置物でも2本足のものより、3本足以上のものの方が安定して立っていますよね。
不安定だから、体の状態やバランスがとても大切になってきます。
逆に不安定だからこそ、動かず安定していないで、「常に動くことを前提」として体が進化してきました。
パソコンが普及して20年が経ち、「座ったまま」仕事することが多くなりました。
用事のある人に会いにいかなくてもメールで事足りることも多いですし、忙しいとトイレと食事以外、立つことがない場合もあるのではないでしょうか。
ずっと座ったままだと、確かに体は楽で疲れにくいように感じますが、上半身の重みを骨盤で支え続けるために骨盤周りは常に緊張を強いられます。
また、本来動き続けて当然であるべき体の状態が不活性な状態である事に加え、座っている姿勢は体幹が折り曲がった状態なので体全体に血液が流れにくくなっています。
「座り仕事が体に良くないし、腰痛や肩こりの原因になっているのはわかっちゃいるけど、ストレッチなんてめんどくさい!」なんて声が聞こえてきそうですね(笑)
確かに改めてストレッチの時間や場所を確保するのは手間で面倒ですし、家に帰ったら帰ったでゆっくりしたいし、休みたくなりますよね。
後でご説明しますが、ストレッチは腰痛になってからあわててするよりも、普段から疲れを取るつもりでしてもらうとたくさんのメリットがあります。
また、痛みが出るようになってからの状態では、体がかなり硬くなってしまっているのでストレッチがしにくくなっています。
そこで!仕事中に会社でサクッとストレッチできて、他人の目が気にならないストレッチをご紹介しますね!
では、ストレッチでどのようなメリットが得られるのでしょうか?
腰痛ストレッチをすることで、腰痛が楽になったり、予防できます。
腰痛の原因は痛みを感じるところばかりではなく、体幹や臀部や脚部などになりますので、痛みを感じるところばかりストレッチしないでくださいね!
腰が痛くなってしまうと自律神経も興奮させて、より腰痛が悪化しやすいですし、仕事にも集中できなくなりますよね。
背骨を通じて腰と肩はつながっています。
腰痛ストレッチをすれば、肩への負担も減るため肩こりも改善されます。
肩こりもひどい方は肩こりストレッチも一緒にすれば効果バツグン!
ストレッチで体全体の血流が改善されるため、頭部への血液もしっかり補充されます。
眠気を感じてぼんやりしだしたらストレッチのタイミング。
特にむくみやすい方は、重力で足に血液が滞留しているのは体全体の血液の循環が悪い証拠なので、腰痛がなくてもしてもらえると効果的です!
ストレッチをすれば緊張していた筋肉が弛緩するため、体が緊張状態から緩和され、リラックス状態が得られます。
仕事で煮詰まっていたり、イライラしだしたら、じっくりストレッチに時間をかけてください。
時間をかけただけの効果は得られますよ!
ストレッチすべき筋肉:腰方形筋、腹直筋、腸腰筋、臀筋、背中、ハムストリングス
骨盤と肋骨とをつなぐ柱のように太い筋肉をストレッチすることで、直接痛みを感じている部分を伸ばし腰痛を緩和させます。
・立った状態で肩幅ぐらいまで足を広げます。
・広げたまま前屈し、両手がそれぞれの両足親指の指先を触るようにします。実際に触れなくても問題ありません。
・伸びたところで深呼吸します。
・次に、両手をお尻に添えて、腰を後ろへ反らせます。無理せず反らしたところで深呼吸します。
股関節は骨盤の下部を構成する大切な部分です
股関節が動きにくくなれば骨盤の柔軟性が低下し、腰痛になりやすくなります。
肩を同時に入れることで背部が伸展され、より効果的に腰部が楽になります
・椅子に浅く腰掛けて、両足を大きく開きます。
・首を右へ捻りながら、左肩を右股関節目掛けて捻ります。
・捻ったところで深呼吸して10秒キープ。
・反対側も同じように。
・腰やお尻、足の柔軟性回復。
・坐骨神経痛がある人にも効果的です。
・椅子に座った状態で、右足首の外側(くるぶし)を左膝の上に乗せます。
・上半身を前方へゆっくりと倒します。
・右足やお尻にストレッチがかかっているのを気持ちよく味わいながら、ゆっくり深呼吸。
・反対側も同じように。
・股関節の柔軟性に特に効きます。
・椅子の上であぐらをかく状態で左右の足の裏を合わせてください。
・深く呼吸しながら、腰から上を前方へ無理なくゆっくりと倒します。
・前方へ体を倒す時に転倒しないようにしてください。
股関節と体幹は連動していて、腸骨筋、大腰筋といった股関節や腰の動きに影響のある筋肉をストレッチすることで腰痛の改善をはかります。
・両足を揃えて立ち、右足を大きく(無理しない範囲で)前に踏み出します。踏み出してまだ可能であれば、さらに右足を前に移動して下さい(この時左足は移動させません)。
・左の股関節が伸びていますね。左足の膝が地面につくぐらいまで伸びていれば柔軟性が高いです。
・この時、上半身が前に倒れないように、姿勢を正した状態をキープして下さい。
・こちらもこの伸びた状態で深呼吸。
思った以上にストレッチできなくても、無理なく伸ばしたところで十分です。
止まったところでは息をゆっくり吸って吐いてください。
伸ばした痛気持ち良さを十分に味わえたら元の位置に戻してください。
オフィスでできる椅子を使った簡単腰痛ストレッチ、いかがでしたでしょうか。
オフィス環境がラフだったり、人が少ない時に試してもらいたい発展編ストレッチも合わせてご紹介します。
・ハムストリングスやお尻、腰(太もも裏側)の柔軟性回復。
・筋肉量の多い脚部の筋肉は骨盤を歪ませる大きな原因になります。
・椅子の座面の前に半歩距離を置いて立ちます。
・靴を脱いで、片足のかかとを座面に伸ばします。
・足が伸びた状態で、上半身を前方へゆっくりと倒していきます。
・痛気持ち良いところでキープして深呼吸。
ストレッチが効くように膝を上から押さえつけてしまう方をよく見かけます。
しかし、体重が膝にかかることで膝を痛める可能性がありますので、体重を乗せないようにして下さい。
呼吸は酸素と二酸化炭素のガスの交換だけではありません。
しっかり腹式呼吸をすることで、呼吸筋群、体幹筋肉の活性化による腰痛の緩和・予防。
また、副交感神経が活性化することによる、瞑想効果、気持ちの切り替え、集中力アップの効果が見込めます。
・椅子にゆったりと腰掛け、体にできるだけ力が入らない状態をつくります。
・「鼻から」3秒かけてゆっくりと息を吸い込みます。
・吸い終わった状態で2秒、呼吸を止めます。
・唇をとがらせ、口からゆっくりと10〜15秒程度かけて細く長く息を吐き出します。
・初めの慣れない内は、息を吐く際に下腹部(おへその下)辺りに両手を軽く添えて下腹部を意識して息を吐ききって下さい。
・5回程度繰り返します。
・特に息を吐き出す際に、出来る範囲内で細く長く吐いて下さい。
・息を吸う時には交感神経を刺激し、吐く際には副交感神経を活性化できます。
痛みがある固まった部分を、この腰の筋肉ねじりストレッチは直接的に伸ばすことが出来ます。
・足を肩幅よりも大きく開きます。
・両手を揃えて前屈していきながら、そのまま両手を左足親指をタッチしにいきます(タッチできなくて構いません)。
・この状態は腰の筋肉の骨盤に近い部分が伸ばされています。
・その状態から少し両手を10cmほど上げて、更に左側へ捻ります。
・この状態は、腰の上部、肋骨付近が伸びます(デスクワークが長い方はここが固まりやすい)
オフィスで椅子を使った簡単腰痛ストレッチいかがでしたか。
ご自分に合ったストレッチは見つかったでしょうか。
座り仕事は体に負担が少ないようで、、腰など一部に負担がかかってしまったり、実は体の機能が衰えてしまいます。
本来は毎日歩く習慣や週に1度ぐらいはスポーツをしてもらいたいところですが、お忙しい方のためにオフィスで少しでも腰痛の予防、体への意識を高めて頂きたくこの記事を書きました。
腰痛になってからでは、ストレッチして伸ばせる範囲も少なくなりますし、痛くてできない可能性もあり、ますます悪化しやすくなります。
痛くないとついストレッチをサボってしまいますが、ストレッチで伸びる範囲も日によって違ったり、左右でも差がある場合もあります。
ご自分の体の状態を確認しながら、リラックスしてストレッチしてもらえたら嬉しいです。
それでは、読んで頂きありがとうございました。
◎ 整体院 情報
帆の風整体(ほのか せいたい)
〜 癒やされてじんわり整う やさしい整体 〜
バキバキせずに、こわばった深層筋の柔軟性を回復する事で 歪み・症状を改善させます。
店舗場所:西宮市北名次町6−46
帆の風整体への詳しいアクセス方法
岡崎石材店さま横隣、ニテコ池、満池谷、名次神社近辺
◎ 整体 適応症状
頭痛、首の痛み、背中の痛み、40肩など肩痛、テニス肘、腱鞘炎、腰痛、股関節痛、膝痛など慢性的な症状ご相談下さい。
◎ 料金
¥6,000(税込、初回検査料込)